計測部位の解説

黄緑色 = 拡張末期径(mm)
黄色  = 収縮末期径(mm)

左室径の短縮率(%) 
=(拡張末期径 - 収縮末期径)/拡張末期径×100

公開日2004.09.15  更新日2004.09.15
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初期 3年6ヶ月後  4年1ヶ月後  4年3ヶ月後

左室の拡張末期径
 
左室の大きさを表す指標です。断層心エコー図の左室が最も大きくなったときの短径(青の矢印)を計測しています。
左室径の短縮率
  左室の収縮の程度(収縮力)を表す指標です。

左室の大きさの指標 -- 左室の拡張末期径 --
 左室は「弾丸」のような形をしています。その大きさを表すのには、容積が分かれば一番いいのですが、直接的に測定する方法は簡単ではありません。
  心エコー検査で最もよく使われる左室の大きさの指標は、「弾丸」の直径に相当する左室の容積が最も大きくなる時の左室の短径です。

 一般的に左心室の収縮する力が弱まると、左心室は拡大してきます。正常値は年齢、体格、運動歴の有無などによって変化します。 断層エコー法での計測での標準的な左室短径はこの女性の体格なら45mmぐらいです。初期に比べて、左室が大きく成っています。

左室径の短縮率
  左室の収縮の程度を表す指標です。「左室がよく動いているほど、数値が大きく」、「数値が小さいほど左室の動きが悪い」ということになります。
  左室心筋の収縮力以外の影響もありますが、ここでは「数値が小さいほど、心筋が弱っている」、「数値が大きくなったのは、心筋が回復したため」と考えてよい。正常者の基準値はおよそ30-50%です。 個々での変化は測定誤差範囲内です。