■拡張型心筋症(Dilated Cardiomyopathy)(4)ペースメーカー植え込み■
公開日04.09.15  更新日04.09.15 左メニューを隠す TOPへ  前へ  経過一覧
左室の縦切り断面(左室長軸断面)
解説  この頃の心電図

同年の4月
●患者プロフィール
 ペースメーカ植え込み(VDD)により徐脈は改善したが、気分不良は続く。心不全の重症度を示すBNPは720.5pg/mlととても高い。後に心不全のために入退院を繰り返すようになる。
●心臓の動き

 左室の内腔の拡大、左室壁全体の動き具合は半年前とほぼ同じ。
●心腔の大きさの計測値
左室の短径:拡張末期(最大時)64mm、収縮末期(最小時)54mm
左室の動きの指標:左室駆出率32%、左室径短縮率16%
左房前後径(最大時):38mm、心拍数82/分不整あり(ペースメーカー調律)

グラフ:左室径や左室の動きの推移

【注】心臓の各構造物の大きさや動きは、実際の心エコー検査の観測値を参考にイラストを作成した。青い平面は断面を示す。矢印は見る方向。

目盛りの間隔は1cm