■拡張型心筋症(Dilated Cardiomyopathy)(2)■
公開日04.09.15  更新日04.09.14 左メニューを隠す TOPへ  次へ  経過一覧
左室の縦切り断面(左室長軸断面)
解説 この頃の心電図
3年後の7月
 しばしば、吐き気や食欲不振などの気分不良が生じ、定期受診以外の受診が増加している。治療薬の変更なし。
心臓の動き

 左室心筋の障害が進み、左室の内腔はさらに拡大し、左室壁全体の動きもさらに低下している。
心腔の大きさの計測値
左室の短径:拡張末期(最大時)65mm、収縮末期(最小時)57mm
左室の動きの指標:左室駆出率28%、左室径短縮率12%、左室壁厚9〜10mm
左房前後径(最大時):38mm、心拍数72/分整(洞調律)
グラフ:左室径や左室の動きの推移

【注】心臓の各構造物の大きさや動きは、実際の心エコー検査の観測値を参考にイラストを作成した。青い平面は断面を示す。矢印は見る方向。