■心臓の構造(7)4腔断面(両心房と両心室が同時に見れる断面)公開日2005.09.08 修正日2005.09.08  左メニューを隠す TOPへ
心臓の構造 インデックス 1)正面像 2)左側面像 3)右側面像 4)下面像 5)矢状断面像 6)房室レベル断面像  7)4腔断面像
7)4腔断面像動画 7m)4腔断面像動画  7a)構造物名称(4腔断面) 
心房と心室の横断面 
解説
正面像
左側面像
 上図のように両心房-両心室の4つの心臓の内腔を同時に見ることの出来る断面が左下の図である。大動脈と肺動脈はこの前方にある。実際の心臓は心膜という白色の薄い膜で被われているが、これを除去している。また、見やすくするために、心筋の表面にある脂肪層も除去してある。
  僧帽弁と三尖弁は立体的な構造をしている。この点では左図では正確に描画できていない。
 上大静脈、下大静脈は周囲の組織に固定されており、位置は変化しない。4つの肺静脈の位置も変化しない。
  心室が大きくなるときに心房が小さくなり、心室が小さくなるときに心房が大きくなる。
 心房と心室の境界全体は、電気を通さない膠原線維から出来ている。ただ、たった1-2mmの部分(His束)だけは心筋で出来ており、唯一心房から心室へ電気信号を伝える関門となっている。この部分は非常に細いので、何らかの病気でこの部分が傷つくと、心臓の拍動数が極端に減少する病気になる(房室ブロック)。

【他の動画】
●向かい合う相手の心臓を正面から見る
●心臓を左側面から見る
●心臓を右側面から見る
●心臓を足の方向から見る
●心臓の断面を見る(矢状断面)
●心臓の断面を見る(房室境界レベル断面)
●心臓の断面を見る(両心房両心室の4腔断面)

 現在の像  別の参考像
 
 別の参考像  
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