■順調に回復した重症心筋炎の経過(3)-退院後約1年-■ 公開日2003.09.14  更新日2003.09.14 左メニューを隠す TOPへ   
左室の縦切り断面(左室長軸断面)
 一覧へ  退院1ヶ月後 退院7ヶ月後  退院13ヶ月後  退院17ヶ月後

(3)1年後の心臓 - 退院13ヶ月後 - 

心筋障害の回復はとても良好で、ほぼ正常にまで回復した。

 薬物療法を続けています。心筋の障害が軽くなり、左室全体の心筋壁の動きはとてもよくなっています。左室内腔の大きさは半年前よりは小さくなり、年齢や体格に比べるとやや大きい方ですが、正常範囲内です。左房も小さくなっています。
 心拍数は約69/分で、洞調律です。

心腔の大きさの計測値

左室の短径:拡張末期(最大時)50mm,収縮末期(最小時)37mm
左室の動きの指標:左室駆出率52%,左室径短縮率27%
左房前後径:27mm(最大時)。 

急性心筋炎の簡単解説をみる

グラフ:左室径や左室の動きの経時的変化をみる

画面上の心拍数(心臓の動く回数)は、実際とほぼ同じ67/分です。左の目盛りは1cm間隔です。

Copyright (C) 2003 Maeda Junkanki Naika. All Rights Reserved.