計測部位の解説

黄緑色 = 拡張末期径(mm)
黄色  = 収縮末期径(mm)

左室径の短縮率(%) 
=(拡張末期径 - 収縮末期径)/拡張末期径×100

公開日2003.09.30  更新日2003.11.04 
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  初診時  6ヶ月後 

左室の拡張末期径
 
左室の大きさを表す指標です。断層心エコー図の左室が最も大きくなったときの短径(青の矢印)を計測しています。
左室径の短縮率
  左室の収縮の程度(収縮力)を表す指標です。

左室の大きさの指標(左室の拡張末期径)
 左室内腔は「弾丸」のような形をしています。その大きさを表すのには、容積が一番よいのですが、直接容積を測定する方法は簡単ではありません。
  心エコー検査で簡単でよく使われる左室の大きさの指標は、「弾丸」の直径に相当する左室の容積が最も大きくなる時の左室内腔の短径です(左上図)。
 一般的に左心室の収縮する力が弱まると、左心室は拡大してきます。左心室の大きさは体格、運動歴の有無などによっても影響を受けます。
紺色は、初診時の左室壁のトレースです。赤色は、治療6ヶ月後のトレースです。
左室短径の推移
初診時:拡張末期(最大時)59mm、収縮末期(最小時)51mm)
6ヶ月後:拡張末期(最大時)52mm、収縮末期(最小時)41mm)


心拍数、左室の大きさ、左室壁に動きの治療前後の推移

心拍数が大幅に減少し、左室は小さくなり、左室の壁運動は良くなっている。

胸部レントゲン写真
心胸比(心臓の幅/胸郭の幅 )が小さくなっている。

中央の白いだるまの様な形の部分が心臓です。心臓の横幅が小さくなっているのがわかります。

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