■僧帽弁逸脱による僧帽弁逆流■ 公開日2003.12.15 更新日2004.01.04 左メニューを隠す TOPへ  

心臓断面の設定
心臓断面の設定
心臓断面図
左室心筋壁の動きの解説
【左図の説明】
正面から見た心臓の模型図。
青色の面は断面の設定。
矢印は見る方向を示す。


左室の縦切り断面(胸骨左縁からの左室の長軸断面)

僧帽弁は前と後の弁尖からなります両方の先端は収縮期にはぴったりと合わさって、血液が逆流しないように働いています。ところが、弁尖を支えるひも(腱索)が部分的に長かったり、断列したり、弁尖の長さが適当でなかったり、また恐らく、弁輪が前後に圧迫されて弁尖の立体的な形が変形したり、などの原因により、前後の弁の尖端がずれると(僧帽弁逸脱)、そこから血液が漏れます(僧帽弁逆流)。
  黄色と赤のまだら模様の部分は、逆流による乱れた血液の流れを示しています(カラー・ドプラーシグナル)。これは、検査を行う人が認知しやすいように、逆流の乱れた流れを多色のモザイクとして表現しているだけで、血液がこのような色に変化しているわけではありません。

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