【新聞・雑誌記事】 公開日2006.08.28 更新日2006.08.28  HOMEへ メニューを隠す    掲載記事一覧へ
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月刊「ON!」2006年5月21日号 p152


取材記事なので、最終的な内容は記者が決めています。取材での私の主張は、「メタボリックシンドロームは基準値の問題ではなく、その概念の利用方法が問題である」です。
メタボリックシンドロームは、古い概念で、現在は高脂血症、糖尿病などの心筋梗塞の危険因子の知識ももっと進んでいます。今更、古い基準を大げさに取り上げるほどの利点はないと考えます。この意見は欧米では一般的で、メタボリック症候群で、大騒ぎしているのは日本だけの現象です。懸念されるのは、意味のない健康食品を勧める便乗商法が増え、一部の医師が過剰に薬を処方する根拠となることです。


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