8) 高尿酸血症・痛風の経過・予後 |
【痛風重症化の徴候】
(1)発作頻度の増加、(2)同時に複数の関節炎が生じる、(3)膝関節や上肢の関節炎が起こる、
(4)痛風結節が出現する、など。
痛風の痛みは一時的ですが、その背後で合併症が進行しています。きちんとした治療を受けなかった場合、続発症として腎機能障害を生じ、腎不全になることがあります。したがって、痛風発作が治まった後も合併症予防のために、高尿酸血症の治療を行うようにしてください。
きちんと合併症の予防・治療ができていれば、痛風の予後は良好です。