【痛風関節炎の診断】
公開日2003.05.30 更新日2003.06.21  
メニューを表示する  メニューを隠す

典型的な痛風発作の症状を解説してます.
これによる診断は絶対ではないので,必ず医師の診断による確認を行ってください.
該当する項目が6つ以上ある場合には,痛風発作の可能性が高いとされてます.

 痛風研究会ホームページ http://www.tufu.or.jp/の記載より作成
  痛風解説へ

質問1:症状が出てから1日以内にピ−クに達する?
  はい  いいえ

質問2:以前にも同じような症状があった?
  はい  いいえ

質問3:ひとつの関節だけに症状がある?
  はい  いいえ

質問4:関節の部位が赤くなる?
  はい  いいえ

質問5:関節が腫れている?
  はい  いいえ

質問6:足の親ゆびの付け根の関節に激痛、腫れがある?
  はい  いいえ
質問7:片足の親ゆびの付け根の関節に炎症がある?
  はい  いいえ
質問8:片足の足首の周りの関節の炎症がある?
  はい  いいえ
質問9:血液検査で尿酸値が高い?
  はい  いいえ
  発作時の尿酸値は高くない場合もあります.


6つ以上の項目あてはまれば痛風である可能性がとても高い。

注意:痛風発作の場合には、以下のことに注意下さい。
●患部を冷やす。
●発作の起こった関節を安静にする。あまり歩かない。運動は控える。患部のマッサ−ジは禁止。
●禁酒する。
●痛風発作時には、尿酸降下剤(ユリノーム、ザイロリック)を新規で開始したり、増減しない。
●鎮痛剤には、アスピリン(バファリン)以外を使う。
●コルヒチン(0.5mg)、痛風発作のごく初期のみ使用する。副作用のために、本格的な発作時にはコルヒチンは使わない方がほうがよいとされている。副作用には嘔気・嘔吐、下痢、 腹痛、筋肉ケイレンなど。

とくに、 「発作時の尿酸降下剤の使用がいけない」ことを間違う医師がかなりいますので、注意下さい。いままで、内科医、整形外科医ともにまちがった使い方をする医師を何人も経験しています。詳しくは、痛風関節炎の治療の解説をご覧下さい