■ 僧帽弁閉鎖不全症の心エコー/ドプラー検査 ■
軽症僧帽弁閉鎖不全症,心房細動の僧帽弁逆流の様子

公開日2003.02.05

  軽症の僧帽弁閉鎖不全症+心房細動
  断層心エコー/カラードプラー検査(左室長軸断面)

【断層心エコー/カラードップラー所見】

左房の大きさは53mmとやや大きくなっています.
左室の大きさは正常範囲内です.
収縮期の左室壁の動きは良好です.
 心室収縮期には,僧帽弁の前と後ろの弁尖の合わさる部分から弁逆流が生じ,黄色と青のシグナルで逆流血流の到達範囲が示されています.
このモザイク模様の範囲が広いほど高度の逆流と診断します.
黄色の矢印は逆流の方向を示します.

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(拡張に画面上の解説あり)
1)正常な左室壁の動き
2)弁膜症(僧帽弁逆流)
3)心筋梗塞(前壁中隔)の左室壁の動きその1
  心筋梗塞(前壁中隔)の左室壁の動きその2 :その1と同じ症例です.
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