■右冠動脈が閉塞したためにおこった急性心筋梗塞(下壁梗塞)■ 公開日2003.07.30 更新日03.03.9.14
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心臓断面の設定
心臓断面図の設定
左室心筋壁の動きの解説

左室の縦切り断面(胸骨左縁からの左室の長軸断面)

左室の縦切り断面では、画面上の左室の下側の(「左室後壁」と呼ばれる)が心筋梗塞部位です。この部分の左室心筋の動きが障害されています。

左室の短軸断面(輪切り):腱索(けんさく)レベル 

左室の腱索レベルの輪切り断面です。左室はドーナツ状になっています。時計でいうと6時から9時ぐらいの心筋障害があり、その部分では心筋層内に出血がみられ、心筋壁の動きが障害されています。

 

左室の短軸断面:乳頭筋(にゅうとうきん)レベル

左室の腱索レベルの断面よりも心臓の尖端(心尖部)寄りの左室の輪切り断面です。腱索レベルの断面とほぼ同じ所見です。

 

左室の短軸断面:心尖部(しんせんぶ)レベル

心臓の先端に近い部分の左室の輪切り断面です。この部分は別の血管(左冠動脈)から血液が供給されています。そのため、心筋障害はほとんどありません。

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