松永尚己氏(山口県宇部市)撮影 2009年5月18日公開  左メニューを隠す
 松永氏から、受け取った花の接写作品は、「鮮やかな華」というのが最初の印象だった。しかし、写真集のタイトル名を何にしようかと考えながら、編集していると、、、可憐で小さなはずの花に、燃えるような力強い生命力を感じた。その時、「咲く」という文字がふと湧いた。この文字を分解すると、「大きな口を開けて、天に向かって、両手(花びら)を広げているような生命の息吹」の姿に見えた。
  さらに、この花の存在は、「天」(自然の恵み)に支えられ、「人」(世話をする人)に支えられている。「花はかわいい」という先入観を捨てて、画面一杯の花の姿を見て欲しい。可憐なだけでなく、生きる強い意志が感じられるはずだ。
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