独り言】 
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このページは、医療・医学分野に限らず私が思ったことを記したサイトです。
あくまでもその時の個人的な意見です。また、後に考えが変化することもあります。


【WEB】グーグルのランキングチェッカー   2008.7.4記  2008.7.25修正

 グーグルのランキングチェッカー(http://google.bookstudio.com/ranking.html)というものがあることを知りました。正確なことは企業秘密でわかりませんが、アクセス数、更新頻度、リンク数、他いろいろを総合的に評価しているようです。試しに当院のランクを調べてみた。2008年7月4日時点で、キーワード=「循環器内科」で4位、キーワード=「循環器」で11位、キーワード=「内科」で100位でした。個人の医療サイトとしては=「循環器内科」、「循環器」でトップでしたが、キーワード=「循環器科」では枠外でした。3日後には順位が変動していました。順位の入れ替えは激しいようです。
 ついでにキーワード=「テニス技術教材」は1位、キーワード=「テニス教材」は8位、キーワード=「テニス技術」は73位でした。キーワードの設定="テニス,DVD,DVDランク,DVD評価,テニス通信講座"です。こういうキーワードのサイトが少ないということでしょうね。
検索キ−ワード「循環器内科」
1位 京都大学医学部付属病院|循環器内科
1位 岡山大学循環器内科
3位 関東病院 | NTT東日本
4位 ようこそまえだ循環器内科へ
5位 東北大学病院 - 循環器内科
6位 東京大学循環器内科
7位 健康な生活
8位 京都大学医学部付属病院|循環器内科

 

 

 

検索キ−ワード「循環器」
1位 循環器 - Wikipedia
2位 国立循環器病センター - Wikipedia
3位 JCS - 日本循環器学会
4位 日本循環器学会会員名簿・専門医名簿(都道府県別)
5位 国立循環器病センター 簡易メニュー
6位 循環器病情報サービス 国立循環器病センター
7位 特定非営利活動法人日本小児循環器学会
8位 特定非営利活動法人日本小児循環器学会
9位 札幌厚生病院循環器科
9位 京都大学医学部付属病院|循環器内科
11位 ようこそまえだ循環器内科へ
11位 千葉県循環器病センター
13位 循環器トライアルデータベース
14位 埼玉県/循環器・呼吸器病センター
15位 神奈川県立循環器呼吸器病センター 



【医療】米国の医療保険事情を描いた映画「シッコ(SICKO)」(マイケル・ムーア監督)の感想   2008.7.2記  2008.7.2修正

 掲載する時期がかなり遅いようにも思うが、Medical Asahiに乗っていた映画「SICKO」(=Sickness:疾病の俗語)の論評を読みながら、このことは多くの人に知ってもらった方がよいと考えて、ここで取り上げることにした。
 この映画を観て、 米国の医療保険の実情があまりに劣悪なので、驚いたひとはかなり多かっただろう。とても世界一流の医療技術をもった国とは思えない医療の現実がある。
  米国には高齢者・障害者や先住民族などの一部を対象にした公的保険があるが、国民全体を対象とした公的医療保険がない。医療も市場原理で運営されており、多くの人が民間の医療保険にたよるしかない状況である。しかし、営利主義の保険会社の保険であるために、利益優先となり、我々からみると異常な医療状況にある。病気の人は保険に入れない。保険に入っていても不完全な医療しか受けられないことも多い。
 切断された2本の指の片方だけしか治すお金しか出せない。がん治療を受るために家を手放さざるを得なくなった例。両耳の障害に対して、片耳のみ聞こえれば十分であると保険会社は保険金を出し渋る例。個人では保険を加入できないため勤務先が提供する団体保険に頼るしかなく、退職できない老人。保険会社と契約していない病院へは、救急でも受診できない。予め保険会社に連絡しないと病院にかかれない、つまり、緊急受診は無理。医療費を支払えないがために病院を追い出される患者。
HMOサイドで働いていた人たちも登場する。
 保険診療の是非を審議する医師の実際の仕事は、「治療の不要性を主張する」のが仕事だったという話。保険請求があると被保険者に、些細な「契約締結時の告知義務違反」がなかったかを調べ、それを口実に保険料支払いを拒否する保険会社の実情。
  映画では、カナダ、イギリス、フランス、さらにキューバの公的医療保険制度も紹介している。医療保険で利益を上げている保険会社は政治家に多くの資金提供を行っていることも描いている。
  さて、この映画は米国の話で日本は関係ないと思う人もいるかもしれない。ところが、日本の医療を米国流の市場経済主義の方向へ、政府が向けているように感じている医療関係者は多い。市場原理でいけば、サービスがよくなり、医療費が安くなると、保険外診療を認める特区の構想が一部で実現している。テレビなどでも米国資本の民間医療保険の宣伝が多くなった。民間の保険会社は当然利益をあげることが目的なので、被保険者の補償や利益とは相反する。しっかりと医療制度を見守る必要がある。