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公開日2007.06.20 更新日 2009.01.12  更新履歴   HOMEへ メニューを隠す
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テニス技術教材の評価
● DVD17シリーズ以上(70本以上)と書籍60冊以上のレビュー ●
2007.06.20公開、初回更新07.12.24、
第2回更新08.08.07、第3回更新08.12.20

初めに
 大学のテニス同好会で最初に買ったラケットは木製でした。ボルグとコナーズが2大スターの時代でした。その後、ラケットは急速に進歩し、高反発、軽量化が進みました。それに合わせてスイングの基本が大きく変わっていきました。テニスはスピード化され、ストロークはトップスピンが基本となりました。
  2005年からテニスをやる機会が多くなり、ラケットを買い直そうと調べるために、テニスの雑誌を20年ぶりくらいに買いました。この時テニスの技術が大きく変化しているのに興味を持ちました。残念ながらテニススクールに通う暇がないので、5冊ある月刊誌のほとんどを1年半読みました。また、動画によるテニス教材をWeb上で捜しました。これらの教材を宣伝ではなく、ユーザーの立場から評価した情報がほとんどなかったため、入門者用でないもののほとんどを自分で調べました。
  雑誌の付録DVDも含めると、テニスの教材DVDの総数は1年半で60本あまりに達しました。これからテニスを学ぶひとのために、その評価をまとめました。なお、購入時の正確な価格は覚えていないので、目安にとどめてください。
 ただし、あくまでも私個人の評価です。また、宣伝目的ではないので、かなり辛口のコメントです。未熟なテニス技術の者が、専門家を評価するのはやや気が引けましたが、テニス上達を願いながらもなかなかよい指導を受けれない人の参考になると信じて公開しました。テニスの書籍やDVDを販売している関係者には、失礼を予めお詫びしておきます。
 
私のお気に入りは、1)藤野俊幸の「テニス楽」、2)「勝者のフットワーク塾」、3)「Double Rythm」、4)戸村基貴の「Feeling Tennis」の4つです。 それぞれ、1)腕の使い方、2)3)足と体幹の使い方、4)眼と頭の使い方を中心に勉強になりました。繰り返しますが、評価はあくまでも私個人の主観ですので、その点は十分ご了承願います。
 ネット上で販売されているテニス関連の指導書(テキストのみ)やDVDは、その有用度の幅が大きく、玉石混合状態です。また、広くネット広告を出し、内容を派手に宣伝しているものはつまらないものが多いと感じます。 以下の情報を参考に価値ある情報を入手してください。

有用度は価格を考慮しない評価、推奨度は価格を考慮した評価です。

技術指導DVD
総合評価順位は、あくまで、私個人の評価です。当然ながら評価者、評価方法によって順位が異なります。

以下は、DVDをみる対象者のレベル分類の目安です。技術レベルではなく、知識レベルの分類です。
 ・入門者:これからテニスを始める方、またはレッスン初めて3ヶ月以内の知識レベル。
 ・初心者:週に1-2回の練習で、テニス歴1-3年くらいの方。ストローク、ボレーの簡単な球はラリーを続けることができる。
      サーブはエリアに入れることができる。試合形式でもラリーを続け、楽しむことができる。
 ・初中級者:テニス歴(テニス部を除く)2年以上。柔らかなタッチはできていない。コントロールは甘い。
        多彩なショットはできない。
 ・中級者:テニス雑誌に書かれているようなことは、ほとんど理解している。
        フラット打法中心の上級者もこの位置とする。
 ・上級者:コーチレベル。 ただし、10年以上も前の知識のままならこれより下のレベルとする。

有用度
5:とても役立つ
4:かなり役立つ
3:すこし役立つ
2:あまり役立たない
1:ほとんど役立たない
推奨度 ××(最低:全く推奨しない)〜★★★★★(最高:強く推奨する)まで

1)藤野俊幸の「テニス楽」 http://tennisgaku.web.fc2.com/ 推奨度 ★★〜★★★★  DVD-R
 腕(ラケットワーク)は内部感覚が大事です。フットワーク・ボディーワークよりも効果があると判断し、有用度を上位としました

 「テニス楽ベーシック3、実践マガジン1〜14、番外編1、特別編2」、各4,725円(送料込み、既購入者への先行販売特別価格あり)。 
 市販のDVD(DVD-R)のほとんどが、入門者や初心者向けであるのに対して、数少ない初中級者〜中級者向けのシリーズDVD(DVD-R)の一つ。2008年6月の時点でストローク、サーブ、ボレーの基本3巻と、ユニークな視点から技術解説したマガジン他計20巻からなる。現在も新巻が1〜2ヶ月毎に追加されている。
  トップスピン・ストロークの打ち方、教え方はありきたりでなく、大変ユニークでわかりやすく、参考になるひとが多いでしょう。力の入れ方と抜き方手首の使い方の教え、ラケットは振るのではなく、「グリップ方向に引っこ抜く応用技術」も他では教えてもらったことのない、大変有効な指導法である。全巻においてオリジナルの教え、考え方が多く、多くの人に参考になる。実用性のみならず、速効性も高い。
 
ただし、ユニークを裏返せば、くせがあり、何も知らない入門者や初心者に、いきなり現代風のトップスピンストロークは向かないのではないかと思う。逆に、従来からのテニスの知識をある程度もつ初中級者〜中級者にはかなり参考となる。
  ストロークとスピンサーブ以外の解説は、入門者や初心者でもとても参考になる。全巻わかりやすい解説である。
  また、ユニークな視点での解説はたいへん楽しく見れるので、上級者でも参考になる部分が多いはず。
  なお、講師はT.TENNISのオンラインTV講座でも人気コーチの常連である。初めてトップスピンサーブに挑戦する場合の指導は、テニス楽よりも、T.Tennis Onlineのシリーズの方が参考になる。ちょっと乗りすぎの時もあるが、「テニスを楽しむことが上達の秘訣です」という講師の哲学も伝わってくる。ストレスなく、楽しんで観ることができる。
有用度1-5(平均3) (入門者向けとして、入門者には技術的に高度すぎるDVDもある。)
有用度2-5(平均4) (初心者向けとして、トップスピンのストロークの癖がそのひとに合うかどうか不明のため部分的に減点)
 
有用度3-5(平均4.5)
(初中級者向けとして、トップスピンのストロークの癖がそのひとに合うかどうか不明のため部分的に減点) 
有用度2-5(平均3.5)
(中級者向けとして) 
有用度2-3(平均2.5)
(上級者向けとして)
  評価は各DVD-R毎に評価すべきなのでしょうが、数が多いのと内容を書きすぎると制作者に迷惑をかけるので、個々の内容の詳細な解説、評価はしていません。入門者と初心者での評価の幅が大きいのは、DVD-Rの内容の種類が種々あるためです。私のお気に入りはベーシック3編、実践マガジン番外編、vol.1、vol.2、Vol.7、Vol.10、特別編1、特別編2の10編です。

2)勝者のフットワーク塾 http://vfootwork.com/dvd.html (2008/5月購入)  推奨度★★★★★(最高ランク) DVD
  入門者・初心者には一部(基本的なステップ)のみを、指導者を含めた初中級〜上級者にはシリーズ3巻すべて勧められる。
「勝者のフットワークvol.1(DVD1枚)」、「勝者のフットワークvol.2(DVD1枚)」、「The Basic(DVD2枚)」、「package1(DVD1枚)」からなる。
  オーストラリア仕込みの攻撃的テニスを学んだコーチが、プロが使っているフットワークを体系的に解説している。フットワークとあるが、足、腰、体幹、腕、グリップなど、つまり身体全体のボディーワークを教えている。近くのボールのうち方、遠くのボールの打ち方、高いボールの打ち方、低いボールの打ち方、短いボールの打ち方、押し込まれたボールの打ち方などに分けて、状況にあった打ち方を解説している。
 指導の内容やデモンストレーターの技術は高く(高すぎでもない)、現代テニスで主流のセミウェスタングリップ、セミオープンスタンス、体幹のひねりを使った横振りストロークを基本としている。テニスの技術的な教えはとても参考となる。難点は、「バックグラウンドミュージックが大きく、長く聞くと疲れる。打球音が聞こえない。」、「解説が少ない。解説が聞き取りにくい。」、「文字が小さく、説明文が読みづらい」、「ドリルは遠方からの撮影で、プレイヤーがよく見えない。」などである。このDVDと同じ指導を初めて行ったひとに、どんな注意が必要なのかの解説や、良好な録音環境が簡単に得られる室内で写真やイラストを見せながら、解説するなど今後の改善を望みたい。
  それでも、いろいろなボールに対する足を含めた身体全体の使い方の解説は、大部分が初めて聞く内容で、実践的で極めて優れている初中級以上の方すべてのテニス愛好家だけでなく、競技者レベルでも、かなり役立つでしょう。基礎的なフットワークは初心者や初級者にもとても役立つので、この部分は強くお勧めします。しかし、紹介されたフットワーク技術の60%以上は、高度な応用技術であり、もっと後でもよいと思う。
  「勝者のフットワークvol.1」と「勝者のフットワークvol.2」の2枚が特にお勧め。「The Basic」の内容は非常に重要であるが、上記の欠点が無視できず、推奨ランクを下げた。本来ならVol.1、Vol.2、The Basicの3巻は、初中級、中級、上級者のすべて最高ランクに評価してもよい内容です。メールによるサポートは迅速で、好感がもてた。

(1)●「勝者のフットワークvol.1(DVD1枚)」5,250円 http://vfootwork.com/dvd.html
1)基本的な構え、2)4つの基本スイング、3)ステップダウン(普通に踏み込んで打つ打ち方)、4)バックフット(踏み込まないで、後ろ足で立ち、左膝を持ち上げる打ち方)、5)フロントフットホップ(前進しながら打つ、アプローチで使うトップスピンの打ち方)の指導
(2)● 勝者のフットワークvol.2(DVD1枚)」5,250円 http://vfootwork.com/dvd.html
1)基本的な構え、2)4つの基本スイング、3)トランスホップ(肩の高さのボールをフラットで打つ打ち方)、4)ローターン(低いボールを鋭く打ち返す打ち方)、5)ハイターン(高く跳ねるロブに強いトップスピンをかけて打ち返す打ち方)の指導
(3)●「The Basic(DVD2枚)」 9,800円 http://vfootwork.com/dvd.html
 フットワークの基本技術編とある。 ドロップステップ(進行方向とは逆の足で蹴って、横に移動する)、ステップダウン、リズムステップ、スリーステップ(3歩で横に移動する)、ターンアラウンドステップダウン(回り込んでフォアハンド逆クロスを打つとき、右足を軸にして、左足を浮かせて回り込む)、フロントフットピボット(前足を軸にして、後ろ足の膝を曲げて、高い打点を打つ)。
(4)●「package1(DVD1枚)1,980円 http://vfootwork.com/dvd.html
 フットワークの実践デモ版。
ただし、すべて先行のDVDで紹介したものだけである
Vol.1とVol.2
有用度2(入門者向けとして。足やボディーターンまで考えると打てなくなるかも??「フロントフットホップ」、「トランスホップ」、「ローターン」、「ハイターン」、「ターンアラウンドステップダウン」、「フロントフットピボット」などの高度なフットワークはラケットにきちんとボールが当たるようになってからでよいと考える。最初は「ステップダウン」だけでよいと考える。)
有用度3(初心者向けとして。スタンス、リズムステップ、ステップダウンなどは初心者にも指導すべきと思う。修得すべきラケットワーク技術が多いので、それ以上の高等なフットワークテクニックはその後でよいと考える。)
 
有用度4-5(初中級者、中級者向けとして、大変有用。編集にすこし不満あり、-0.5とした。) 
有用度4-5
(コーチ、上級者向けとして。編集にすこし不満あり、-0.5とした。)
The Basic
有用度3-4(入門者、初心者向けとして。リズミカルな左右や前後のフットワークの基本練習に役立つ。初級編といっているが、ある程度テニスがわかっているひとが対象である。根幹となるフットワークの内容は、入門者や初級者でも役立つ内容です。)
有用度2-4(中級者、上級者向けとして。内容の1/3がVol.1と2と重なる。説明不足と感じる。バックミュージックがかなり耳障り。以上の理由で、-1とした。根幹となるフットワークの内容は、上級者でも是非この機会に確認してください。必ず役立ちます。) 
package1
有用度3-4(入門者、初心者、中級者、初中級者、上級者向けとして。イメージトレーニング用。)

3)"Double Rythm"コーチングDVD (2008/12月購入)5,040円 
講師 ポール・セダノ・ゲレロ:ウイルソン・シンズテニスアカデミー・スーパーバイザー  推奨度 ★★★★
 月間テニス雑誌、「Tennis Classic Break」で紹介。Double Rythmとは、プロが打球直前に使っているフットワークのこと(サイドステップで、ワン、ツー、ヒットのリズム)。スペイン流フットワーク・ボディーワーク・試合中エリアごとの狙うコースを考慮したドリルを紹介している。特徴は前後左右の移動に身体を斜めにしてのサイドステップ(勝者のフットワークで言うリズムステップ)を使っていること。つまり、前に移動するときも、後ろに移動するときも、後ろ足が前足を越さないようにして、リズミカルにサイドステップで移動する。後ろに下がる場合のフォアハンド、バックハンドも基本は、最後のバックステップをしっかり行い、勝者のフットワークで言うバックフットで打つ。上半身は真っ直ぐ、高く保つ。下半身は回転させずに、上半身のみ回転させる。前に出てステップダウンで打つときも、ヒットのあとも後ろ脚が前にこない。デモンストレーションを2004年JOP最高位10位の杉山プロがやっている。簡単なミスがほとんどない。力強いスイングで、よいお手本となる。
有用度4(初中級者・中級者・上級者
向け、指導者向けとして)  

4)●松原雄二の「 テニスの極意 」 http://www.t-creation.co.jp/ 推奨度 ★★ DVD
  ストロークの基本をフラット打法から、トップスピン打法の導入に役立つ。
「フォアハンド」、「バックハンド」、「サーブ」、「ボレー」の全4巻
各2,940円(送料別)
 シリーズすべて入門者から初心者向けとして勧められる。いずれもわかりやすい説明である。初心者を対象に、ストロークは振り子スイングによるトップスピン打法を指導している点が他の入門用DVDやテキストと大きく異なる。振り子スイングは打ちやすいが、速いボールの場合はテイクバックが間に合わなくなるので、あくまでもトップスピン入門のための練習用と考え、将来はセミサーキュラールに変えた方がよいと思う。

 
「フォアハンド」と「バックハンド」はフラット打ちのトップスピン打ちでない初中級者〜中級者にもトップスピン導入方法として参考にしやすい。バックハンドはダブルバックハンドも解説しているが、シングルハンドが主体。フラット打法によるストロークまたはダブルバックハンドなら7)●神尾米の『これからテニス』が、入門者用としては勧められる。
 「サーブ」、「ボレー」は入門者または初心者向けだが、理論的なので初中級者の参考になる部分がある。
 ただし、DVDの教えの通りにできるようになったとしても、鋭いストローク、サーブは打てない。確実に返すショットができるように指導している。
  なお、 講師は左手をぶらぶらさせており、この点は真似しない方がよいと思うので、入門者・初心者はご注意ください。
有用度2-4(平均3.5)(入門者向けとして)
有用度3-5(平均4)
 (初心者向けとして)
有用度2-4(平均3)
 (初中級者向けとして)
有用度
1-2      (上級者、中級者には勧めない)


5)田村伸也の『THE GAME』 http://tennisclub.ne.jp/info/bridgestone/dvd/ 推奨度 ★★★ DVD
 Vol.1基本編とVol.2応用編の全2巻 各3,990円
 ダブルスの攻撃、守備のポイントを解説。雁行陣、並行陣の基本的な考え方を理解するにはよい。とくにvol.1はダブルスのポジションの考え方の基礎として初心者、初中級者に勧められる。vol.2はコンビネーションでやや高度な戦術的紹介。指導内容レベルは初心者から初中級者。模範演技レベルは低い(威力はないが、コースが安定している中年女性)。ダブルスのポジショニング理論は、指導者や競技者レベルによって異なるので、色々見て参考にするとよい。藤野俊幸のテニス学マガジン特別編の「雁行陣編」、「並行陣編」も参考になった。
Vol.1基本編

有用度 4 (入門者、初心者向けとして)

有用度3-4
(初中級者向けとして)
有用度2-3(中級者向けとして)  
Vol.2応用編  
有用度 2(入門者、初心者向けとして)

有用度2-3
(初中級者向けとして)
有用度 3(中級者向けとして)


6)●中嶋康博の勝つダブルス
 
 推奨度 ★★ DVD
 上巻下巻:各 2,940円(送料別)
上巻 http://www.skijournal.co.jp/search/detail.php?ID=24
下巻 http://www.skijournal.co.jp/search/detail.php?ID=23
 ダブルスの練習方法を解説。初中級者から中級者向け。よくまとまっている。模範演技レベルも高い(低すぎず、高すぎない)ので、初心者〜初中級者にはよいお手本となる。2人で行う基本練習(ミニテニス、クロスコートラリー、球出し)や4人で行う基本練習までダブルスの基本的な練習法が満載。なお下巻は見ていない。
上巻

有用度2-4(入門者向けとして)
有用度3-4(初心者向けとして)
有用度3-4 (初中級向けとして) 
有用度2-3(中級者向けとして) 

7)田中信弥の「瞬間直し実践会ファイナルコース」 http://tanakashinya.com/ 推奨度 ★★ 極めて高価格 DVD-R 
 初中級者〜中級者向けのDVDシリーズの一つ。テニス通信講座DVDで、内容・種類は最も多い。全部で50巻以上ある。観たのは合計32巻。会員価格でも1本のDVDが6,800円〜10,000円とかなり高価である。入会のベーシックDVDと毎月のDVDではとびとびの内容となるので、バックナンバーを買わざるを得ない。タイトル名から役立つかどうかは判断できないので、 買ってみると期待はずれの事も多い。全巻で価格に見合った効果は期待できない。ある程度の技術習得のためには、15〜30万はかかる覚悟がいる。
 内容はワンポイントレッスンを主体とする。内容レベルは、ファイナルコースで初中級・中級者向け。速効性のある教え(キーワード)中心に毎回解説しているのが特徴である。
  講師の教える基本フォアハンドはトップスピンではあるが、ワイパースイングを取り入れた最新の横振りトップスピンではない。セミサーキュラールだが、「後ろで一度止めて待つ」テイクバックを指導している。初心者や初中級者ではタイミングがとりやすいが、いったん動きが止まるので、スイングの威力がやや減弱することと、早い展開には遅れがちになる可能性がでてくる。オールドタイプではないが、最新型のフォアハンドストロークの打ち方ではない。バックハンドも現在では非主流派の右手主導の両手打ち、左手主導の両手打ちバックハンドと異なる点が多いので、注意が必要です。
  片手トップスピンバックハンドは、他の講師が模範演技している。「テニスの極意」の上級版と言えるような肩中心の振り子スイング。
  ファイナルコース
とは別に初心者コースがあるが、内容は見ていないので不明。ファイナルコースの内容から推測すると価格に難点がありそう。
「ファーストコース(初心者向け)」

有用度(不明)
「ファイナルコース(初中級、中級者向け)」
有用度3-4(平均3.5)
(初中級者向けとして、高価格のため-0.5)
有用度2-4(平均3) 
(中級者向けとして、高価格のため-0.5)
有用度1-3(平均2.5) 
(上級者向けとして、ただし、毎回上級者向けの内容があるわけではない。高価格のため-0.5)

●" 完全身体改造プログラム DVD"(2008/12月購入)20,370円  http://www.tanakashinya.com/new_training/
   東京ヤクルトスワローズ(1軍)のコンディショニングコーチ阿部勝彦氏が指導。 推奨度 ★〜★★ 
 田中信弥の「瞬間治しシリーズ」のウォーミング/筋トレ/セルフマッサージの指導編。以前にも同シリーズでテニスコンディショニングのプロによるコンディショニングDVD(dynamic strech)があったが、同DVDが短期間で廃盤となっている。それに代わるコンディショニング指導DVDである。プロ野球のプロトレーナーの指導が参考になる。「dynamic strech」と比べると価格が約2倍である。「dynamic strech」は、テニス競技用に開発されていたので随分参考になった。今回のDVDはテニス用ではない。しかし、同シリーズはいつも価格が高いのが難点。ストレッチの類はDVDではないが、書籍ではたくさんあるので、そちらを捜した方がよさそうである。
有用度3〜4(テニス技術レベルとは関係なしに、価格が気にならず、コンディショニングに興味のある方用
  

● プライマリーモーション・テニス プライマリーモーション指導者協会
DVDフォアハンド編とサービス編 各3,200円  2008年6月16日発行(2008/7月購入)推奨度 ★★〜★★★★
フォアハンドストロークは、T.Tennis8・9月号(7月5日発売)の付録DVDも参考にしてほしい。
http://www.primarymotion.jp/eshopdo/refer/refer.php?sid=joksv16&cid=3&vmode=&PHPSESSID=23835653c762265babe2dfc13ca48125
 2007年の全日本テニス選手権混合ダブルス優勝の加藤季温選手と池上信三さんが協力して、プライマリーモーションのテニス版DVDを作成した。筋肉をバネとして動かすフォームを勧めている。プライマリーモーション導入のテニス版のトレーニング方法を紹介している。サーブ編では、テイクバックの時の股関節のひねりや膝の曲げエネルギーを使うコツは、「引く動作から、戻しの動作の間で動きを止めないこと」と言っている。
 フォアハンド版では、「身体と腕の位置・角度を一定にする気持ちでスイングする」と言っている。理解できても、自分の動きを修正できるか微妙。参考になる人とならない人がいると思う。
  時々聞く、「身体をバネのように使う」ということはこういうことなのだとよくわかったので、私には参考となった。
有用度2-4(初中級者・中級者向けとして) 
  

8)西尾茂之の「テニスクリニック」2巻 http://team-nishio.com/clinic/clinic_dvd.html 推奨度★★ DVD
「ストローク編」:スクエアスタンス、セミオープン、オープンスタンスでフォアハンドを打つとボールの勢いがどうなるか、「ボレー編」:ボレーは網でキャッチする感覚だとうまくいくなど教えている。どちらも入門者から初心者向けの普通の教え。他のDVDと平行してみると入門者、初心者には参考になるだろう。 
有用度3-3.5(入門者向けとして)

有用度3-3.5(初心者向けとして)
有用度2-3(初中級向けとして) 
有用度1(中級者向けとして)


9)神尾米の『これからテニス』『いつでもテニス』http://www.kamioyone.com/ 推奨度★★ DVD
 入門編 、サーブ&リターン編 、スマッシュ&ボレー編 各3,990 円。
 これからテニスを始める女性、またはパワーには自信がない中高年男性の入門者向き。 古典的なフラット打法、スクエアスタンスのテニス、ダブルバックハンド。ある意味で、日本では一番よくある入門指導内容かなと思う。初心者でもストロークの基本をトップスピンにしたい方には、「 テニスの極意 」の方を勧める。
有用度3-3.5(中高年の力のない男性、または女性の入門向けとして)

有用度3
(初心者向けとして)
有用度1(初中級、中級者向けとして) 

10)鍵谷 腱 「失敗しようがないテニス上達法」 http://www.tennisnonayami.com/ 推奨しない ××DVD
 「ストローク・スマッシュ編」、「ボレー・サービス編」2巻で5,980円。
 初心者〜初中級者向け、内容は系統だった教えではない。陥りやすい誤りのワンポイントアドバイス。上級者のフォームが見れるというだけ。
有用度1-2(入門者向けとして)
有用度1-2
(初級者、初中級者向けとして)
有用度1  (中級者向けとして)   

11)猪狩秀臣の「勝てるダブルスの7つ秘密」 DVD
 3,990円。初中級者向け。ダブルスの模擬試合で攻撃パターンを見せている。イメージトレーニングには使えるかもしれない。
  有用度2(入門者、初級者、初中級者向けとして)

12)中村吉人の「サービス新打法」 推奨しない ××DVD
 楽天 http://item.rakuten.co.jp/tennis/jotatsu_002/ 3,990円
 女性でもスピンが自由に打てるとある。しかし、これを見てスピンサーブ打てるようになる女性はまずいない。DVDに出演した女性も最後まで打てなかった。サーブの打ち方は藤野俊幸の教え(T.Tennisとテニス楽)がはるかに役立つ。新打法とあるが、歩きながら打つという足運びのことだけで、目新しいものはない。音声は室内のエコーがひどく、大変聞きづらい。他のシリーズもあるが、サービス編の内容から推測して、買う価値はないでしょう。
有用度1-2(入門者、初級者向けとして)
有用度1 (初中級者向けとして)

● コーディネーショントレーニング in スポーツ テニス編 DVD(2008/3月購入)3,990円 推奨度★〜★★
 http://www.3bs.jp/soft/sports/w39619.htm
 遊び感覚で楽しく、テニスで重要とされる基礎能力を伸ばす基礎トレーニングを紹介している。
ボールの方向を定める『定位能力』、相手のショットを見極めたり、正確な打点やどこに打つかを判断する『識別能力』、『バランス能力』、速いボールにすばやく反応する『反応能力』、フットワークの『リズム能力』など、紹介。年少ジュニアのテニス入門時には使えるが、一般プレイヤーには参考とならない。 
横浜国立大学教授 蝶間林利男

有用度3〜4
(子供の指導者向けとして)


小畑沙織と占部奈美のダブルス上達ドリル(T.Tennis特別編集2008/5月購入)1,200円 推奨度 ★★★
テニスstream TVで公開されたものをDVD付きテキストとして売り出したもの。小畑沙織と占部奈美の女子プロダブルスペアの実践での心掛け、声掛け、サインプレー、作戦の使い方などを解説。際だった特別な技術の解説はないが、この価格でDVD付きなら、ダブルス初級者には価値があると思う。初級者の試合のイメージトレーニングに使える。
有用度4-5(初心者けとして)
 
有用度3(初中級者向けとして)
有用度2-1(中級者、上級者向けとして)


付録DVD、その他の動画
1)月刊誌T.TENNISの付録DVD  http://www.tennisstream.tv/ttennis/mokuji/index.asp 推奨度★★
 年間3-4回雑誌の付録として付いている。雑誌は800円以下なので内容がよければ、買う価値あり。
最近のものから、「ダブルス並行陣」、 「ダブルス雁行陣」、 「トップスピンフォアハンド」、「ボレー」、「バックハンド」、「サービス」などがある。2)のテニスストリームTVの方が内容は多く、レベルも高い。
  テニス月刊誌TENNIS CLASSIC BREAK(時々),TENNIS JOURNAL(毎回)などにも付録DVDあるが、目立った内容ではない。内容のほとんどは入門者、初心者向け。T.TENNISとほぼ同等か、やや劣るようだ。
有用度 3 - 3.5(入門者、初心者向けとして、低価格を考慮しない評価)
有用度 2 -3 
(初中級向けとして、低価格を考慮しない評価)
有用度 1 - 2
(中級者、上級者向けとして) :基本的に中級・上級者向けではない
2)●テニスストリームTVプレミアム会員  http://www.tennisstream.tv/ 推奨度★★〜★★★★★
 DVDではないが、テニス雑誌T.TENNISのオンラインビデオ講座。月額525円。Quick time、Flash movie動画で見放題。
1タイトル2-3分の短編になっている。1タイトルごとにダウンロードする必要があり、連続で流せないので見るのが大変である。指導者ごとにみることをお勧めする。「藤野俊幸:スピンサーブ(推奨度★★★★★)」、「田中徹:ダブルスの攻撃パターン(推奨度★★★★★)」、「海老名正明:初心者向けの各種基本ショット」、「早川克意:フラットボレーの解説(推奨度★★★★)」などがお勧め。プレミアム会員は数ヶ月に一回月末に入会すると効率がよい。初めてトップスピンサーブに挑戦する場合の藤野俊幸コーチの指導は絶妙で、スライスサーブしか打てなかった私もトップスピンもどきなら打てるようになった。伝説にもなった極めて人気が高いシリーズとある。田中徹コーチのダブルスの攻撃パターンの指導では、おかげでアングルショットが自分の得意ショットとなった。早川克意コーチのフラットボレーの解説は、ボレーはスライスが基本という今までの常識が覆された。
有用度 4 (入門者向けとして)
有用度4-4.5
(初心者向けとして)
有用度3-4
(初中級者向けとして)
有用度2-3.5
(中級者向けとして)
有用度1-2 (上級者向けとして) :基本的に上級者向けではないが、フラットボレーの解説やプロのスイングが一部参考になるかも。
3)マイテニス  http://www.mytennis.jp/  推奨度★★
 教本(実践バイブル)のみ買った。ユニークな教えがある。内容と比較して高いと感じるものの、役立つ教えもあった。「ほかのことはすべて忘れて、ボールに集中する」、「いつも同じところでフィニッシュする」、「下から押し出すイメージ」など。しかし、「トスはいい加減でよい」、「ボレーは自由にラケットを引いて良い」など納得できない教えもあった。DVDは同じレベルと推測し、購入していない。2チャンネルで初心者向け?とのコメントあり。日本一の実績を誇る通信講座という割に、ネット上で調べても評判を聞かないので、たいしたことはないのだろう?。しかし、実際にDVDを見たわけではない。2007年、無料で動画を配信し始めたので、興味のあるかたは同サイトの動画を参考に判断してください。

有用度 (不明): 初心者向け??
4) 小畑沙織と占部奈美のダブルス上達ドリル(T.Tennis特別編集2008/5月購入)1,200円 推奨度★★
テニスstream TVで公開されたものをDVD付きテキストとして売り出したもの。小畑沙織と占部奈美の女子プロダブルスペアの実践での心掛け、声掛け、サインプレー、作戦の使い方などを解説。際だった特別な技術の解説はないが、この価格でDVD付きなら、ダブルス初級者には価値があると思う。初級者の試合のイメージトレーニングに使える。
有用度4-5(初心者けとして、低価格なので+1)
 
有用度3(初中級者向けとして)
5)他
  DVD付きのテニス教本を他に4冊ほど買ったが、とくにお勧めはない。
●DVD付き もっと上達する!テニス 推奨度★
 堀内 昌一 (2006/5) 1,575円:女子プロの登場はごく一部だが、女子プロのシャープなストロークのフォームは参考になりました。
有用度3(入門者、初心者向けとして)
●テニス上達テクニック―DVDで超速マスター (2007/1)松岡修三 1,890 円 ★
 松岡修三のあの気迫が伝わってくる。松岡修三はよく足を使うのだなあと感じるDVD。 技術的な面より講師の精神面に触れることの意義が大きいかも。
評価対象外
(入門者、初心者向けとして)

● 男ダブルスの流儀 (2008/6月購入)1,995円 スキージャーナル社 推奨度 ★★
 ダブルスの戦術書指導DVD。テニスジャーナル付属DVDの「男ダブルスの流儀」シリーズ連載をまとめたもの。内容は極めてありきたり。上級者の実際の動きが観れる。ミスがとてもわざとらしい所もある。この価格なら、イメージトレーニングとして購入することはありか。
有用度3
(入門者、初心者、初中級者向けとして)   


DVDなしのテニス教本
シングルス・ダブルス共通
お勧めは上位1)〜7)まで。
1)戸村基貴の「Feeling Tennis」 http://www.feel-tennis.net/  推奨度★★★★★(最高ランク
旧名称: CCMテニス上達法「Concentration control method」
以下はCCMテニス上達法のテキストの解説です。現在はフィーリングテニスと改名し、テキストも変更されているようですが、内容の本質は変化していないと思います。
 印刷テキストのみ。旧教材では、サービス・ストローク編とボレース・スマッシュ編 各7,350円(送料、消費税込み)。新教材では基本、応用、メンタル編の合計で25,000円。
 大脳生理学を応用したテニス上達法という従来のテニス技術書とは全く変わった手法。要は「人間の脳は一度に一つのことしかできない。ボールもよく観る以外のことを考えると、その瞬間はボールを見ていないことになり、ミスに繋がる。」、「一流選手はボールの打ち方など意識していない。条件反射で体が勝手に動いている。」、「ボールを打つときはボールの回転が見えるほどボールに集中し、フォームなどの他のことは意識してはいけない」と教えている。「打つコースは見るのではなく、頭の中にイメージとして描くこと」。これなら教えてもらう必要ないと考える人も多いと思いますが、これが結構効果があります。Web上でも内容の極一部を紹介しています。
  ただし無意識でボールをきちんと打てるには、ある程度のテニス技術をすでに身に付けている必要があるので、入門者、初心者ではなく、初中級者、中級者や上級者向けと言えるでしょう。テキストは共通する内容の部分が多く、必ずしも全部購入しなくても、その一部でも充分応用が効きます。ストロークの説明なのに、サーブやボレーなどのほかの技術にも応用できる。一件、あやしい内容と疑われそうですが、ほとんどの方に勧められる本物です。ただし、前述しているようにテニスのフォームの基礎はほかで学ぶ必要があります。
有用度1-5(入門者、初心者向けとして)
  上記の説明の理由で、評価に大きなばらつきが出る。
有用度3-5
(初中級者向けとして)   
 上記の説明の理由で、評価に大きなばらつきが出る。私個人としてはフォームを気にする練習と気にせずボールに集中する練習に分ければよいと思う。
有用度
5(中級者、上級者向けとして)
 ただし、「こんなの全く役立たない」というひともいるかもしれないので、web siteで内容を推測してください

2)
tennis365.net   http://news.tennis365.net/lesson/ 推奨度★★★★★★★(無料なので推奨度を高くした)
 月刊誌テニスジャーナルの過去の技術集のまとめ.。オンラインで無料で閲覧可能。
もう一度自分の技術の確認をするのに役立つ。レベルは初級〜初中級者向け。つまり、テニス雑誌レベルで、内容が高い訳ではない。
 有用度4 (入門者、初心者、初中級向けとして、無料であることを高く配慮して+1)
3)「キメる!テニスビジュアルレッスン」推奨度
★★★〜★★★★
 「サーブ編」 、「ダブルバックハンド編」、「フォアハンドストローク編」、「ネットプレー編」 各 1,050円
丸山 薫、田中 徹、谷口 勇美雄、 海老名 正明、藤野 俊幸 :テニスストリームTVの複数の人気コーチが動画で指導した内容も盛り込まれている。2ページで一つのテクニックの解説になって見やすい。内容も悪くない。立ち読みして、内容を確認して購入するとよいでしょう。
有用度3-4または5 (入門者、初心者、初中級者向けとして)
有用度2-4 (中級者向けとして)
4)吉田正広の「本当にうまくなれる門外不出の秘訣集・スーパーテクニック60」推奨度
★★★
http://tennis-technical-writer.com/text.html
電子テキストのみで2,280円。
テニステクニカルライターの書いた奥義集。ネット上で購入できる電子書類の技術書。DVDや写真はない。
初中級者〜中級者向け、部分的には上級者向け
 技術的な考え方、実践的なテクニック指導。価格は雑誌を購入した場合にどれだけ技術的な情報が得られるかを考慮すると価値あり。ただし、60項目すべてが役立つと言うのではなく、そのうち2つ3つでも他では得られない、大いに有用な情報なら価値ありという考えでの評価です。最新版は1万円以上と高価格となり、購入していないので評価できない。つまらない内容のテキストが自分のものよりも高いものがあり、金銭欲が強くなった??
有用度
4(初中級者、中級者向けとして)
5)悩み一発解消!でなおしテニス 推奨度
★★★
 
田中 徹 1,260円:スタンス、グリップ、ラケットワークの考え方など、目から鱗の教えもある。お勧めだが、人によって評価が大きく異なるかも。
有用度4(初中級、中級者向けとして)
6)テニスなるほどレッスン,丸ごと一冊「サービス」(2007/6/29発売) 推奨度★★★
http://www.sportsclick.jp/magazine/tennis/mook486/index.html
堀内 昌一(亜細亜大学テニス部監督)定価 1,200円:本書の内容は以下の通りです。2009年9月にはDVD版もでた。これもお勧め。
  上達を望むなら、テニスのサーブは、「コンチネンタルグリップ」+「ナチュラルトップスピン」にしなければならない。「ナチュラルトップスピン」を基本にすれば、回転の種類・程度、スピード、コースが極めて多彩なサーブが同じ基本フォームから打てる。
  それには薄目のグリップが極めて大切であり、ウエスタングリップは論外、イースタングリップも厚いので、薄いグリップ「コンチネンタル」にしなければならない。グリップの違いで、体の使い方が全く異なるからである。本格的に上達を望むなら、ジュニアでも女性でも、最初から「コンチネンタルグリップ」で「ナチュラルトップスピン」を練習した方がよい。
  主張の理由も、注意すべき技術ポイントも上手に説明されている。本格的なトップスピンサーブは、体力的に無理と考える人でも、「ナチュラルトップスピン(トップスライス)」をサーブの基本にすれば、3ヶ月〜1年の練習が必要になると思いますが、安定した多種類のサーブが打てるようになるでしょう。ただし、グリップやフォームを変えるとサーブ以外のショットにも影響し、しばらくの間は試合に勝つことが難しくなることを覚悟してください。
有用度2(初心者向けとして)
有用度4(初中級者向け、中級者向けとして)

● スイング強化書 (2008/12月購入)1,300円 推奨度 ★★★〜★★★★ 堀内昌一
   基本的な内容。堀内昌一さんの著者に共通する特徴であるが、陥りやすいポイントとその矯正指導方法をよく知っている指導書といった感じ。
  似たような指導書と比較した場合、この本(この人の著書)はお薦めでしょう。
有用度3-4(初心者・初中級者向けとして) 
  


7)テニスばいぶる http://atennis.web.fc2.com/  推奨度★★
テニス技術を解説。内容の量は少ないが、比較的役立つ解説が多い。無料なので一度みておくとよい。
 有用度3.5 (入門者、初心者、初中級向けとして、無料であることを高く配慮して+1)
8)マイテニス http://www.mytennis.jp/ 推奨度★★
 現在はテキスト教材が変更されているようなので、吸盤の教本(実践バイブル)の評価である。ユニークな教えがある。ストローク編では、ボールに集中する。いつも同じところでフィニッシュする。下から上に押し上げるイメージ。インパクトまでゆっくり、その後は速くなど。説明が上手なので参考となった。しかし、サーブとリターン編、ボレー・スマッシュ編はその教えの一部に違和感あり、あまり参考とならなかった。

● 元テニス日本ランカーのダントツテニス上達法
(藤田哲也テニスレーベル2008/5月購入) http://www.t-tatsujin.com/ 推奨できない ××
 テキストもしくは電子的テキストのみ。DVDはない、12,800円
 指導者はアマチュアで、プロではない。技術習得の心構えについて主に解説している。テニスの教材や雑誌をあまり読んだことのない人には参考になるかもしれないが、特別に新しい技術解説があるわけではない。内容に比べて、高価格と思う。部活の先輩が後輩に教えるような実践的で一理ある解説もある。
有用度2-3(入門者向け、初心者、初中級者向けとして)
 
有用度1(中級者、上級者向けとして)
●ベストフォームでレベルアップ!(2005/3) 推奨度★
 神尾 米1,260円:テニスの基本ラケットワーク、フットワーク、ヘッドワークを解説している。DVD同様にトップスピンではなく、フラット打ち、バックハンドは両手打ちの教え。基本の解説なので中級者には役立たないが、テニスの入門、特に女性入門者にはわかりやすくてお勧めでしょう。いろいろなアングルからの連続写真が多くて動きも理解しやすい。
7)●神尾米の『これからテニス』『いつでもテニス』DVDの書籍版といってよい。
有用度4 (女性の入門・初心者向けとして)、有用度3-4(男性の入門・初心者向けとして)
有用度1-2(初中級者向けとして)
●確実に上達するジュニアテニス 推奨度★★
 志津テニスクラブ監修 (2004/3) 1,365円
  ジュニア用となっているが、入門者、初心者で大切な基本はジュニアも大人も同じ。ジュニア用のほうがしっかりとした指導書になっているかもと思い読んでみた。大切な基本は網羅してあり、大人の入門者・初心者にも勧められる。
有用度3-4(入門者、初心者向けとして)
●テニスはシンプルにスイング(2005/3) 推奨度★★
 岡田善和  1,155円
 ラケットワーク、フットワークの基本を解説している。基本の解説なので特別はものはないが、基本がまだ理解できていない人には役立つ。
有用度3(入門者、初心者向けとして)
●テニス勝利への戦術(シングルス編)(2005/5) 推奨度★
  全米テニス協会神和住 純監修 2,100円:テニスのボール軌道によるパターン分類、組み合わせパターンプレー、ドリルの紹介。
有用度3-4(指導者向けとして)
●いちばんやさしいテニスレッスン
(2006/4) 推奨度★
  田中 信弥1,155円:内容はありきたりの入門書。「瞬間直し実践会DVD」の知識は全く織り込まれていないので、その点は期待しないこと。
有用度 3
(入門者、初心者向けとして)
●0からわかるテニス (初版1998/4、11刷2004/11) 推奨度★★
  中嶋康博  1,000円
  連続写真での丁寧な説明。わかりやすい入門書。
有用度 3.5
(入門者、初心者向けとして)
●テニス超上達講座 
(2002/2) 推奨度★★
 児玉光雄 高橋仁大 2100円 :ちょっと内容は古くなっているが、重要ポイントが数多く適切に解説してある。
有用度3-4(入門者、初心者向けとして)
●テニス上達練習ドリル
  早川泰将 (2005/5)  1,260円:テニスの練習での姿勢、考え方を強調した入門書。技術書としては特別な物はない。
有用度 2(入門者、初心者向けとして)
●テニス上達 勝てるシングルス (2003/7)
 藤田 義仁 1,050円:あまり参考にならなかった。
有用度2
●科学の目で見たテニスレッスン (2000/10)
  蝶間林 利男、勝田 茂、 佐藤 政広:上級者のスイングは、後半に加速するなどの内容。あまり参考にならなかった。
有用度2(初中級者向けとして)
● 劇的にうまくなるテニス絶対上達 (2005/9) 推奨しない×
 緑ヶ丘テニスガーデン1,365円:なんの特徴もない入門書。参考にならなかった。
有用度1-2 (入門者、初心者向けとして)

● 太田茂のスウィング革命 (2001/10) 推奨しない×
 副題:あなたのテニスは間違っている! 1,050円 
  わかりやすい解説だが、一部の内容が古く、疑問に思う所も少なくない?
有用度2

●うまくなる硬式テニス(2004/5) 推奨しない×
 川口 清1,260円:あまり参考にならなかった。
有用度2
●強くなるテニス入門 
(2005/10) 推奨しない×
伊良子妙子 861円 
内容は古典的なテニス。写真も解説もわかりづらい。
有用度2(入門者、初心者向けとして)
●現役発テニス上達130のツボ (1996/11初版)推奨しない×
橋爪宏幸 1028円
 内容が古い。特に目立った教えはない。
有用度2(入門者、初心者向けとして)
ダブルス
特にお勧めはない。それぞれ参考になる。

● 堀内昌一のテニスダブルス 勝てる戦術 (2008/6月購入)1,365円 推奨度 ★★★〜★★★★
 ダブルスの戦術指導書。イラストはとても見やすく、解説内容も的確だと思う。ダブルス戦術の参考書はどれも大差ないが、一冊を選ぶとしたら候補に挙がる。
有用度2-3(入門者、初心者向けとして)
有用度4
(初中級者向けとして)   
有用度3(中級者向けとして)

最強ダブルス勝利の法則 (2008/12月購入)1,260円 推奨度 ★★〜★★★佐伯 美穂、吉田 友佳
    基本的な内容。まだダブルスのことを良く知らない女子には読みやすいだろう。
有用度2-3(初心者・初中級者向けとして) 
  


「勝てるダブルス」のコツ50  (2006/8) 推奨度★★
 
ナイスクテニス教室監修 1,300円
 特別な教えはないが、ダブルス戦術で、実践的なアドバイスが多い。一度目を通しておくとよい。
有用度3-4(初心者、初中級者向けとして)
●現役発ダブルス上達のツボ 実践編 (初版2003/5、第2刷2004/7) 推奨度★★
 橋爪 宏幸 1050円:相手ペアの特徴に会わせた戦術のコツを解説。
有用度3-4(初心者、初中級者、中級者向けとして)
●テニス上達 勝てるダブルス(2004/7) 推奨度★★
 藤田義仁 1,050円 :参考となる細かなコツが多かった。
有用度3-4
試合に勝つテニス ダブルス55の鉄則  杉山 貴子 (2003/3) 1,365円推奨度★★
試合に勝つテニス ダブルス超実戦テクニック  杉山 貴子 (2003/12)  推奨度★★
 おもに女子ダブルスで役立つダブルスの基本的戦術を解説している。女子ダブルス向け。
有用度3(初心者、初中級者向けとして)
●太田茂のダブルス革命 (2006/4) 推奨度★★
太田 茂1,050円
 ダブルスの基本的戦術を解説。特別なことはなにもない。
有用度3
●ダブルステニス超爽快サービス
(2006/7) 推奨度×× 推奨しない
  忙しい社会人に贈る「短期上達」メソッド 黒岩 高徳
  腕や脚を枝に体幹を幹に例えてテニスのフォームを解説している。 腕や脚の使い方を意識するのではなく、幹となる両肩と両側骨盤で囲まれる四角形「ダブルコア」を軸として意識すると、手足は勝手に理想的な動きをする。たしかに、この点を意識するとフォームがよくなる人が大勢いると思う。そのサービス編。 解説があまり上手ではないため、その効果が伝わっていないように思う。
有用度2
(初心者、初中級者向けとして)
●ダブルステニス超攻撃バックハンド (2007/5) 推奨度×× 推奨しない
 黒岩高穂  1050円
「ダブルコア」理論のバックハンドストローク編。これも上と同じ評価。
有用度2(初心者、初中級者向けとして)
●草トーナメント虎の巻 (1993/5) 推奨度★★★
 テニスジャーナル編集部編 1,300円 
 ダブルスの試合運びをわかりやすく説明している。何となくプレーするのではなく「考えてするダブルス」の要点を教えてくれる。古いので絶版であるが、よくまとまっている。ネット上の中古本で見つけた。
有用度3-4(初中級者向け、中級者向けとして)
●ダブルス練習ドリル100(T.Tennis特別編集2005/8月発行)980円
ベースボールマガジン社発行、佐藤政廣。99の練習パターンとその解説。良くまとめてある。一般プレイヤーよりも練習方法を決める指導者の参考となる。
有用度4-5(指導者として)
 
● テニスマスターMr.Xの快適テニスのススメ(2007/12月購入) 推奨度××× 推奨しない
http://www.tennisnonayami.com/
B5版80ページ。バランス、力を抜く、息をはく、などの説明。一般的に良く知られた内容。具体的に役立つ内容がほとんどない。これが参考になる人はまずいないだろう。意図的な詐欺とは思わないが、あまりのつまらなさに驚いた。評価は最低。
有用度0-1(すべてのレベルに対して)

●ダブルス練習ドリル100(T.Tennis特別編集2005/8月発行)980円 推奨度 ★(一般プレイヤー) 
ベースボールマガジン社発行、佐藤政廣。99の練習パターンとその解説。良くまとめてある。一般プレイヤーよりも練習方法を決める指導者の参考となる。
有用度4-5(指導者向けとして)
 


フィジカルケア
●テニスパフォーマンスのための医学的実践ガイド-日本テニス協会推薦- 
別府諸兄監訳4,800円(原著FROM BREAKPOINT TO ADVANTAGE Babette Pluim,M.D.,Ph.D. Marc Safran,M.D.) A4、全335ページ
テニス指導者、競技者の健康管理者が是非読んでおきたい本。自身がテニスプレーヤーである医師が書いただけあって、内容のレベルが高く、しかも実用的。イラストや写真も多く、読みやすい。医学的実用書としても優れている。
有用度5(指導者、健康管理者向けとして)
●テニス・フィットネス(Tennis Medic) 
  2,500円 A5、全299ページ。スティーブン・R・レバーソン/ハーベイ・E・サイモン共著、吉見正美訳/窪田登監修 ベースボールマガジン社
 テニス指導者、競技者の健康管理者が読む本。コンディショニング、障害予防、障害応急処置など基本的なことが書かれてある。医学的な内容では医学的実践ガイドのほうがレベルが高い。
有用度3(指導者、健康管理者向けとして)
●現役発 テニス上達 フィジカルケアのツボ  
 橋爪 宏幸 (2004/10)945円:タイトル通りの本。内容レベルは普通、一般テニスプレーヤー向けの健康管理に役立つ。
有用度3(一般テニスプレーヤー向けの健康管理として)

● 筋肉を「高反発ゴム」に変える-Primary Motion (2008/6月購入)1,545円 池上信三 推奨度 ★★〜★★★★
http://www.primarymotion.jp/eshopdo/refer/refer.php?sid=joksv16&cid=4&vmode=

 「筋肉は弛緩と収縮によって関節を動かす」と考えるのではなく、関節を曲げたり、伸ばしたりする対となっている拮抗筋の緊張度を調整することにより、「関節の角度を一定に保とうとするゴムの様な働きを筋肉がする」という運動原理で、スポーツでの筋肉の使い方を提唱している。たとえば、ぴょんぴょん跳ねる運動では、「足くびの関節を曲げ、次に関節を伸ばす」という従来の筋肉の使い方の考えでは、ぎこちない運動となる。一方、足くびの関節を一定の角度に保つように筋肉の緊張度を保つと、リズミカルに、疲れも少なく、安定して、簡ぴょんぴょん跳ねることができる。
 「一定の関節の角度を外力で変化させて、それが元に戻ろうとする力を利用すると無理なく、安定して運動ができる」という運動理論です。スポーツが上手な人はこのコツを自然に体得していると解説している。理論は面白く、納得できた。しかし、内なる意識の問題でもあり、それをどの様にトレーニングや運動に取り入れるのか、具体的な方法を身につけるのは、(私には)簡単ではない。ただ、「力を入れれば、強い球が打てる」、または、その逆で、「力みを捨てて、筋肉できるだけをリラックスしたらよい」と考えは間違いであり、「筋肉の緊張度をその場面にあった程度にすることが大切」と考えるようにした。
有用度4
(初心者・初中級者・中級者・上級者向けとして)   

メンタルケア
戸村基貴の「Feeling Tennis」推奨度★★★★★ (参考ランク)
 上述

●ウイニング・アグリー 読めばテニスが強くなる

  ブラッド ギルバート、スティーブ ジェイミソン著
 参考になったというより、プロの精神面での管理を知り、観戦を一層楽しめるようになった。
評価対象外

●メンタルテニス -考えを変えればもっと強くなる- (2003/12翻訳版初版)
 Vic Braden,Robert Woot 1,890円:テニスはとても精神的はスポーツで、試合の勝ち負けは技術力、体力の優越だけでは決まらない。プロの試合結果を参考に解説。解説が長く、あまり面白くない。試合でどうしても実力が発揮できない人は、プロもそうなんだと開き直れるかもしれない点で、やや有用。しかし、具体的な対策は書かれていない。メンタル面での具体的な対策は、前述の1)戸村基貴の「Feeling Tennis」 http://www.feel-tennis.net/ が役立つ。
有用度1-2(初中級者、中級、上級者向けとして)

●テニスのメンタルトレーニング(ロバート・S・ワインバーグ著)初版1992/12月発行、第11刷2004.9月)1,600円 大修館書店
 教科書的なメンタル面の指導書、評価は個々でかなり違うと思う。評価は難しい。
有用度:評価困難

●ボロテリーのテニスコーチング(ニック・ボロテリー著)初版1992/12月発行、第11刷2004.9月)2,300円 大修館書店
 シャラポア、アガシ、サンプラス、セレス、クルニコワなどを育て上げた名コーチの経験をまとめたもの。彼流のテニスに対する考え方が述べられている。個々の技術指導書ではなく、底流の考え方の参考書とするとよい。コーチの総論的なアプローチは参考となるだろうが、個々のプレイヤーの技術参考となるかの評価は難しい。
有用度:評価困難   

● 錦織 圭 15-0 (2008/12月購入)1,470円  神 仁司 
  錦織圭ストーリー、この年にNHKで放送された内容をほぼ同じ。最近の試合の勝ち負けで起きている裏事情がわかった。天才と呼ばれる選手にもいろいろ悩みが多い。