【喘息のコントロール状態チェック】
Asthma Control Test
公開日 2004.8.30 更新日 2004.8.30  メニューを表示する  メニューを隠す


質問1〜5に答えてください。12歳以上の気管支喘息患者さんが対象です。
赤色枠の答えを選んだ方は、喘息のコントロールが十分でない恐れがあります。

質問1:この4週間に、喘息のせいで職場や家庭で思うように仕事がはかどらなかったことが時間的にどの程度ありましたか? 
全くない 少しある ときどき かなり いつも

質問2:この4週間に、どれくらい息切れがしましたか?
全くない 1週間に1-2回 1週間に3-6回 1日に1回 1日に2回以上

質問3 :この4週間に、喘息症状(ゼイゼイする、咳、息切れ、胸が苦しい・痛い)のせいで夜中に目が覚めたり、いつもより朝早く目が覚めてしまうことがありましたか?
全くない 1-2回 1週間に1回 1週間に2-3回 1週間に4回以上

質問4:この4週間に、発作止めの吸入薬(メプチン、サルタノール)をどのくらい使いましたか?
全くない 1週間に1回以下 1週間に数回 1日に1-2回 1日に3回以上

質問5:この4週間に、自分自身の喘息をどの程度コントロールできたと思いますか?
完全にできた 十分にできた まあまあできた あまりできなかった 全くできなかった


【判定】
  赤色枠のチェックが多いほど喘息のコントロールが不良です。担当の医師に相談下さい。 

【喘息チェックシート解説】

 12歳以上の気管支喘息患者さんが対象です。
  喘息チェックシートは喘息コントロールに関する信頼できる判定が可能です。米国の専門医による臨床的検証がなされており、米国胸部疾患学会など多くの学会がその有用性を認めています。日本アレルギー協会も推薦しています。

 喘息患者さんは自分の喘息のコントロール状態を、実際以上に良好にコントロールされていると評価する傾向があります。これは、「自分は喘息だからある程度の症状は仕方がない」と考えているためと推測されます。上の質問表による喘息コントロール状況のチェックは、患者さん自身が喘息のコントロール状況を正しく判断する目安になります。
監修 京都桂病院 呼吸器センター 西村浩一先生