■僧帽弁置換術後(機械弁)■ 
 公開日2003.11.04  更新日2003.12.01  左メニューを隠す TOPへ  

リウマチ性僧帽弁狭窄症患者の僧帽弁置換術後
心臓断面の設定
左室の縦切り断面(左室長軸断面)
解説 

(1)左室長軸断面(術前/術後の比較拡大図へ
 検査記録中の心拍数は63/分(心房細動)です。僧帽弁は二葉弁に置換されています。腱索や乳頭筋の一部が切除されています。僧帽弁も大動脈弁も弁置換に使う機械弁は同じタイプを使いますが、僧帽弁置換には大動脈弁置換に使う物よりも大きいサイズを使います。拡張期の左室の血液充填が正常になるために、左室の動きは術前よりも改善しています。極めて大きかった左房は、縫縮手術を行って術前72mmから術後62mmと小さくなりました。
心腔の大きさの計測値
左室の短径:拡張末期(最大時)43mm,収縮末期(最小時)26mm
左室の動きの指標:左室駆出率71%,左室径短縮率39%
左房前後径:62mm(最大時)

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