■洞調律(正常心拍のこと)■ 公開日 2006.1.20  更新日2006.2.20
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心臓正面像(矢印は見る方向)
身体の左側やや後ろ側から見た心臓
解説 
洞調律とは心臓本来の正常心拍のことです。正常な心臓では心房と心室が1対1で対応し、それぞれ収縮と弛緩を繰り返しています。心房は心室に早く血液を充満させる働きがあります。心室(左室と右室)が収縮しているときに、静脈からの血液を貯留し、心室が弛緩するときに素早く血液を送れるように準備しています。心室の弛緩直後に蓄えられた血液を心室に送ります。さらに心房収縮によって心室の充満をかさ上げしています。心房収縮は心拍数が多くなり、心室の充満時間が短くなったときに特に重要となります。
 また、加齢や病気によって硬くなった心室(特に左室)の充満では心房収縮の役割が大きくなります。
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